瞳孔が散大した状態でも、まだ光に反応する場合があります。 明るい光の中、あるいは目が光に照らされた時に小さくなります。 しかし通常、散大した瞳孔は光に正常に反応しません。 光に全く反応しない大きな瞳孔を「固定」瞳孔散大と言います。
瞳孔が大きい なぜ?
目の中に入る光を調節するために、虹彩は伸びたり縮んだりして瞳孔の大きさを変えます。 明るいところでは光の量を減らすために瞳孔は小さくなり、暗いところではより多くの光を必要とするために瞳孔は大きくなるのです。
瞳孔が小さいとどうなる?
また目を細めるとピントが合いやすくなるのと同じように、近くを見るときはピント合わせがしやすいよう瞳孔が小さくなります。 年齢を重ねると目のピント合わせの力が弱くなり近くのモノが見えにくくなりますが、同時にこの症状は強くなっていきます。 まるで年齢による見えにくさを補完しているかのようですね。
縮瞳するとどうなる?
縮瞳(しゅくどう、miosis)とは、眼の瞳孔が収縮した状態のことである。 瞳孔括約ともいう。 副交感神経が支配する瞳孔括約筋と、交感神経線維が支配する瞳孔散大筋の両方の働きによって、瞳孔が縮小する。 眼球内に入る光の量を調節する機能のひとつであり、明るい所や光刺激を受けた際に縮瞳が起こる。
散瞳検査 どうなる?
検査アドバイス 散瞳薬を点眼したのち、15~30分で瞳孔が大きくなります。 光がたくさん目に入りますので、外に出るとまぶしく感じたり、視力も低下します。 また、ピントを合わせづらくなり近くの文字がかすんで見えたりします。