トリプシンとりぷしん trypsin プロテアーゼ(タンパク分解酵素)の一つ。 消化酵素の一つで高等動物の膵液(すいえき)中に存在する。
トリプシン どこの酵素?
脊椎動物の膵臓由来のタンパク質加水分解酵素。 不活性な前駆体であるトリプシノーゲンとして消化管に分泌され、自己分解により活性化される。 ペプチド結合しているアミノ酸の中で、アルギニン、リジンのC末端側を特異的に加水分解する。
トリプシン 何に含まれている?
トリプシン(trypsin, EC.3.4.21.4)はエンドペプチダーゼ、セリンプロテアーゼの一種である。 膵液に含まれる消化酵素の一種で、塩基性アミノ酸(リシン、アルギニン)のカルボキシ基側のペプチド結合を加水分解する。
トリプシノーゲン どこから?
膵臓が分泌する消化液に含まれるタンパク質分解酵素、トリプシンの不活性型前駆体タンパクで、分泌後に自己限定分解を受け活性型のトリプシンとなる。
トリプシン 何に働く?
唾液やすい液中の(アミラーゼ)や、小腸にある消化酵素などのはたらきで最終 的に(ブドウ糖)に分解される。 ・タンパク質…胃液中の(ペプシン)や、すい液中の(トリプシン)、小腸にある消化 酵素などのはたらきで(アミノ酸)に分解される。