突発性難聴は、突然、左右どちらか一方の耳の聞こえが悪くなる病気です。 すべての年代でおこりますが、20~50代にとくに多くみられます。 難聴という名前がつきますが、まったく聞こえなくなるケースは少なく、耳が塞がったように感じたり、音が小さく聞こえるといった症状が現れます。
突発性難聴 何が聞こえない?
突発性難聴は、突然、左右の耳の一方(ごくまれに両方)の聞こえが悪くなる疾患です。 音をうまく感じ取れない難聴(感音難聴)のうち原因がはっきりしないものの総称で、幅広い年代に起こりますが、特に働き盛りの40~60歳代に多くみられます。
急に耳が聞こえなくなるのはなぜ?
突然耳が聞こえにくくなる場合には、突発性難聴、メニエール病、低音障害型感音難聴、耳管狭窄症・耳管開放症などが疑われます。 特に突発性難聴は、発症後1週間以内に、できれば48時間以内に治療を開始することで、治療成績に向上が見られる病気です。 まさに「1日でも早く受診していただきたい耳の病気」と言えます。
突発性難聴 いつまで 安静?
突発性難聴の入院に必要な期間はおおよそ7日間から10日間です。 入院の際の治療もステロイド薬によるものが中心となります。
突発性難聴 めまい いつまで?
めまいは2、3日で消えてしまいますが、難聴と耳鳴りが続きます。 突発性難聴の何割か、特に軽症のものは自然に治るといわれています。 聴力回復が期待できるのは発症後約一ヶ月以内で、それ以後は回復が望めない場合が多いので、できるだけ早期に治療を開始することが望まれます。 高度難聴の場合は、入院治療となります。