※土偶(どぐう)とは:縄文時代に作られた素焼きの人形。 1万年以上前から制作が始まり、2000年前に姿を消した。 現在までに2万点近い土偶が発見されている。 なお、埴輪(はにわ)は、古墳にならべるための土製の焼き物。 24 апр. 2021 г.
土偶 何者?
「土偶とは『植物や貝類の精霊』で、縄文のこころや暮らしを表したものです」 土偶の研究は明治以来130年以上続けられてきたが、その正体は謎のままだ。 人類学者の竹倉史人さんが読み解く土偶の新説から、縄文の世界へ思いを馳せてみたい。
土偶の説明は?
どぐう【土偶】 世界各地の先史時代を中心に広くみられる人間をかたどった土製品。 乳房や臀部を誇張した女性像が大部分で,男性を表すのはまれである。 動物をかたどったものは動物土偶と呼ばれ,素材に石を使ったものは岩偶という。
土偶の別名は?
なお、材質が土でなく石であれば「岩偶」(がんぐう)もしくは「石偶」(せきぐう)と呼び、縄文時代の出土品ではこれも多い。 他方、木材による「木偶」(もくぐう)は、縄文時代の出土例は無く、弥生時代以降のものが知られている。
土偶の特徴は?
かつて遮光器をかたどったと考えられたことがあるように、目の表現が特徴的であり、また精巧、中空のつくりである。 縄文時代の最終末ないし直後には、中部・関東地方の一部に容器形土偶が現れる。 中空であり、頭部が開口している。 内部に幼児骨の納められた例が報告されている。