吐血は、胃、十二指腸、食道からの出血が口から吐き出される現象です。 胃や十二指腸からの吐血は吐き気や嘔吐をともない、胃酸の成分で変色したこげ茶や黒ずんだ血液が出るのが特徴です。 食道からの吐血は、真っ赤な鮮血が多くみられます。
血を吐くのは何の病気?
吐血(とけつ)は主に胃の出血により血を吐くことを言います。 胃潰瘍や胃がんによる出血がよく知られていますが、強い胃炎は食道炎でも吐血する場合があります。 また、肝硬変に伴う食道静脈瘤の破裂も大量の吐血を伴うことがあります。 吐血は極めて緊急性の高い症状ですので直ちに消化器のある病院や専門医を受診することが大切です。
嘔吐 吐血 何科?
嘔吐に血が混じる場合は、内科・消化器内科を受診しましょう。
吐血ってどういう意味ですか?
吐血とは口から血を吐くこと、下血は肛門から血が出てくることです。 (喀血も口から血が出てきますが、肺など呼吸臓器からの出血であり、吐血とは別に考えます。) 吐血は基本的に上部消化管と呼ばれる食道・胃・十二指腸から出血した場合に起こります。 下血は消化管の、どの部位で出血しても起こりえます。
吐血 受診 何科?
吐血は、食道や胃・十二指腸からの出血によって起こることから、これらの部位の病気を示すサインと捉えることができます。 そのため、本当に吐血があったなら夜間休日を問わず、すぐに消化器内科または救急外来を受診することが勧められます。