血液が固まるには、ビタミンKが必要なのですが、ワルファリンは、そのビタミンKの働きを妨げることにより、血液を固まりにくくするのです。 ところが、納豆には、ビタミンKや、大腸でビタミンKを産生する納豆菌が多く含まれているため、ワルファリンの血液を固まりにくくする作用を弱めてしまいます。
納豆を食べると血液がサラサラになりますか?
優秀な成分ナットウキナーゼ 納豆にはナットウキナーゼという成分が含まれています。 これは血液をサラサラにしてくれる優秀な成分ですが、食べてからすぐに効果がある訳ではなく、10~12時間働き続けてくれます。 夜寝ている間は、水分を一切取らないので血液がドロドロになりやすい時間帯です。
ビタミンK 納豆 なぜ?
納豆にビタミンKが多く含まれる理由として大豆本来の物ではなく納豆菌が腸内でビタミンKを産生するためといわれています。 そのため、他の大豆食品に含まれるビタミンK含有量はワルファリンカリウムの効果を抑えるほど含まれておりません。 また、甘納豆やうぐいす豆など他の豆類からできている菓子なので摂取しても問題はありません。
ワーファリン 出血 なぜ?
ワルファリンには副作用がいくつかあります。 血をさらさらにすることは、それだけ血が固まりにくくなるということです。 このため、副作用としては出血が最も多いです。 肝機能障害はどの抗凝固薬にも共通して認められます。
ワーファリン内服の注意点は?
生活上の注意納豆、クロレラ、青汁などビタミンKを多く含む食品、セイヨウオトギリソウはこの薬の作用を弱めますので、これらを食べたり飲んだりしないでください。アルコールはこの薬の作用に影響を与えるおそれがありますので、過度の飲酒をひかえてください。