味覚障害とは、味に対する感度が低下したり、味を感じなくなったりする症状全般を指します。 何を食べてもまずく感じる、何も食べていないのに口の中に苦味や塩味などを感じるといった味覚異常もあります。 味覚障害の原因については明らかにされていない点も多く、複数の原因が重なり合って影響している場合もあります。
味覚障害は何の病気?
味覚障害の主な原因は、「加齢」、味を感じる細胞の再生を促す「亜鉛」の不足、口腔内が乾燥する「口腔疾患」、鼻づまりやアレルギー性鼻炎などによる「風味障害」、糖尿病や腎臓・消化器などのさまざまな病気の「合併症」、「薬の副作用」、ストレスによる「心因性」などです。
味覚障害は何科を受診?
味覚障害は耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。 一番の理由は、嗅覚性味覚障害(匂いが分からなくて味が分からない)ということが意外に多いからです。
味覚障害ってどうなるの?
味覚障害は、「味がわからない」、「味が薄く感じる」など、味覚の低下や異常によって生活に支障が出る状態です。 味覚障害が起きると、食欲がなくなって栄養不足になったり、味付けが濃くなって塩分や糖分をとりすぎたり、健康に影響が及ぶこともあります。
味覚障害の種類は?
味覚の異常は大きく2つに分けられます。味覚低下(無味覚) 味覚の減退です。 ある特定の味がわからなくなることもありますが、ほとんどは4つの味覚とも低下します。異味覚 異常な味がすること。 また常時「渋味」が感じられたり、口腔に異常な味を覚える。