味覚障害とは、味に対する感度が低下したり、味を感じなくなったりする症状全般を指します。 何を食べてもまずく感じる、何も食べていないのに口の中に苦味や塩味などを感じるといった味覚異常もあります。 味覚障害の原因については明らかにされていない点も多く、複数の原因が重なり合って影響している場合もあります。
何を食べても渋い?
味覚障害の症状は、①味を感じない、薄く感じる②何を食べても甘い、苦い、(異味症)③何も食べてないのに常に渋い、苦いーなどがあります。 これらの症状に一番大きく関係しているのが亜鉛の欠乏です。 亜鉛は、細胞や組織の代謝の欠かせない生体必須の微量元素(ミネラル)。
味覚障害の症状は?
味覚障害・味覚異常の症状食べ物の味が、本来より薄く感じる(味覚減退・低下)食べ物の味が、本来より濃く感じる(味覚過敏)何を食べても、味を感じない(味覚脱失)口の中に食べ物がないのに、苦味や塩味、渋味を感じる(自発性異常味覚)特定の味だけ感じにくい(解離性味覚障害)何を食べても、美味しくない(悪味症)
味覚障害の原因は?
味覚障害は、「亜鉛不足」「加齢」「降圧剤や糖尿病の薬などによる副作用」「がんの治療」「ストレス」「ドライマウス・舌炎などの疾患」「鼻づまりやアレルギー性鼻炎による一時的な風味障害」などが原因となり、味を感じる仕組みがうまく働かなくなることで起こります。
味覚障害は何科を受診?
味覚障害の可能性が疑われる場合は、口腔外科や耳鼻咽喉科、内科を受診します。