消化器内科:胃瘻造設または交換について
胃瘻造設 どんな人?
胃ろうの対象者 胃ろうの対象者は、身体機能の低下や重度の認知症などにより、口から食事をとることが難しい方となっています。 食べ物をうまく飲み込めず、むせてしまう方は、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を引き起こす恐れがあります。 このようなリスクを避けるために医師や介護者が胃ろうを推奨する場合があります。
胃瘻造設 何時間?
通常、20~30分程度で施行可能です。 術後の合併症がなければ翌日から水分の注入を始め、2日目から経腸栄養剤の注入を開始します。 腹壁固定の部分は瘻孔形成(周囲の傷が塞がり胃への通りが完成すること)される10日後に抜糸を行いますが、早期の退院やリハビリテーションが可能です。
胃ろう どんな時?
●胃ろうの目的と対象者胃ろうは、なるべく体に負担をかけずに栄養を摂取することを目的としています。 主な対象者は、重度の認知症を患っていて、自力で口から食事をとるのが難しい人や、食べ物を飲みこもうとするとむせてしまい、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性が高い人などです。
胃ろう どこに?
「胃ろう」とは、お腹に小さな穴を開けて胃の中にチューブ(胃ろうカテーテル)を通して栄養剤を注入する方法です。 胃ろうは、内視鏡で胃の中を見ながら針を刺して、お腹から胃に通じる小さな穴を開けます。 その穴に胃ろうカテーテルを通して留置して、お腹と胃がくっつくことでできる「孔(あな)」を「胃ろう(ろう孔)」と言います。