萎縮性胃炎の症状 半数近くの人は無症状ですが、胃液が十分に分泌されないため、食べ物が消化されにくく、食欲不振や、胃もたれの症状があらわれることがあります。 その他の症状としては、上腹部痛、上腹部不快感、悪心・嘔吐、胃痛、胃がむかつく、胸焼け、吐き気、腹部の張り、などが挙げられます。
萎縮性胃炎になるとどうなる?
萎縮性胃炎は、長年にわたって胃の粘膜に 炎症が起こること(慢性胃炎)で、胃液や胃 酸などを分泌する組織が縮小し、胃の粘膜が 萎縮した状態です。 萎縮性胃炎が進むと、胃の粘膜は腸の粘膜 のようになり(腸上皮化生)、さらに胃がんに まで発展してしまう恐れがあります。
萎縮性胃炎の機序は?
胃に炎症が起こった状態が続くと、胃液や胃酸を分泌する組織が減少して胃の粘膜が萎縮してしまいます。 この状態になると「萎縮性胃炎」といいます。 似た病気に「急性胃炎」がありますが、こちらはストレスや薬、暴飲暴食や刺激物の摂取などが原因で胃の粘膜が傷つくことによって起こり、症状も強いのが特徴です。
萎縮性胃炎は何科?
慢性胃炎の疑いがある場合は、内科または消化器内科を受診しましょう。
萎縮性胃炎は何歳からなる?
五十歳以上の日本人は、大多数がこのピロリ菌に感染していますが、感染時期は、5歳未満の幼少期と言われています。 幼少期にピロリ菌に感染した胃は、常にじわじわとした炎症があるために、次第に傷んでゆき、30歳位から萎縮性胃炎に進行します。