胃下垂ってどんな症状? 胃が正常な位置よりも下まで垂れ下がっている状態を胃下垂といいます。 自覚症状がない場合が多いですが、胃の消化運動が低下して消化不良になります。 また胃下垂が原因で胃の筋肉がたるみ、胃の動きが悪くなる胃アトニーを併発すると、胃もたれなどの不快な症状を起こしやすくなります。
胃下垂 どんな感じ?
一般に自覚症状はないことが多いのですが、胃部膨満感や上部腹痛、少量の食事で満腹感を感じる、食後の胃のもたれやむかつきを感じることがあります。
胃下垂とはどういう症状?
胃下垂は胃だけが下がっているのではなく内臓下垂をおこしていることが多い。 胃の働きが低下しているために、内容物を十二指腸へ送り込む力が弱くなっています。 そのため、食欲不振や胃のもたれやゲップや膨満感などを起こします。
胃が下がるとどうなる?
胃はとても筋肉質な臓器です。 胃下垂によって胃が伸びて垂れ下がっていると、筋肉が伸びきってしまい上手く機能できないのです。 蠕動運動(食べ物を細かく砕いて溶かす)という胃本来の働きが低下すると、食べ物の消化が進まず栄養が効率的に吸収されにくくなります。
胃下垂は治りますか?
治療 胃下垂は病気ではないので、特に治療は行われません。 胃アトニーの場合には規則正しい生活を送る、食事を1日4回以上に分けて栄養価の高いものを少量ずつ食べる、腹筋を鍛える、などの生活指導が中心となります。 胃の運動機能を良くする薬が効くこともあります。