一方、日本では1施設当たりの分娩数が少ないために無痛分娩を担当する麻酔科医を常時配置することが困難であり、そのことが無痛分娩の割合が低い理由の1つだと言われています。 そしてこれは医療事故のリスクにも繋がっています。 麻酔科医のいない小規模な分娩施設では産婦人科医が無痛分娩を担当します。 5 янв. 2021 г.
なぜ無痛分娩にしないのか?
日本で硬膜外無痛分娩が広まっていない最大の理由は、欧米と異なる日本の産科医療システムにあると考えられています。 診療科間の連携の良い欧米では、産科医、助産師、麻酔科医がチーム医療をしており、日本の病院の何倍もの出産数がある分娩施設では専門の麻酔科医がいて、広く硬膜外無痛分娩が行われています。
無痛分娩の比率は?
日本における無痛分娩の割合は約6% 帝王切開を含むすべての分娩に占める割合は、2007年の全国調査では2.6%でしたが、2016年には6.1%に増加しており、年間約5万人以上の妊婦さんが無痛分娩を行なっていると概算されています。
無痛分娩 なんのため?
無痛分娩を選択する理由のなかで最たるものが「痛みの緩和」といえるでしょう。 「痛いのが苦手...」というひとに、無痛分娩を選択するかしないかは大きな問題となってきます。 「リラックスして産みたい」「高齢出産のリスク回避」「産後の体力回復に不安がある」という場合にも無痛分娩を選ぶ大きな理由になるようです。
無痛分娩 何がダメ?
無痛分娩のデメリットとして、分娩所要時間が長くなることが挙げられます。 また、麻酔薬の影響で陣痛が弱くなることで、分娩の進行が遅れ、陣痛促進剤を使用しなければならなくなったり、鉗子分娩や吸引分娩が必要になったりすることがあります。