長期間「刺激性下剤」で毎日無理やり大蠕動を起こさせると大腸が疲弊して腸管神経叢がダメージを受けて大腸が動かなくなる「弛緩性便秘」に移行して下剤の効果が低下するのです。 便の量は食事量・食事内容・体質で大きく異なります。 そのためもあって便秘の定義はおおまかに「排便が週3回未満のもの」とされています。
下剤を飲み続けるとどうなる?
このような下剤の服用を長年続けていると腸は真っ黒になり、腸の動きを制御する神経がダメージを受けて腸の動きが次第に悪くなっていき、さらに便秘に拍車がかかるようになってきますので注意が必要です。
便秘薬は毎日飲んでも大丈夫ですか?
A. 毎日の服用は避けてください。 連用することにより、クスリの刺激にカラダが慣れて、服用量を増やさないと効かなくなってきます。 できるだけ生活改善を試みるなど自分のチカラで出す努力をして、服用間隔を空けるようにしてください。
下剤大量 どうなる?
便秘薬を用法用量を守らずに量を多くしたり、回数を多くして長期間使用すると、大腸を刺激するタイプの薬の場合、大腸がその刺激にだんだん反応しなくなってしまい、かえって便秘になってしまう危険があるのです。
マグミット飲み続けるとどうなる?
酸化マグネシウムは塩類下剤で、習慣性もないため慢性便秘症によく使われます。 しかし、報道にあったように、長期投与により血中のマグネシウム濃度が異常に高くなる高マグネシウム血症を起こすことがあり、そのため、呼吸抑制、意識障害、不整脈、心停止に至ることもあります。