腸の「ぜん動運動」が過剰になった場合、腸の内容物が急速に通過するため水分の吸収が十分に行われません。 そのため、液状の糞便となり下痢便や軟便になります。 また、腸から体内への水分吸収が不十分な時や、腸からの水分分泌が増えると、腸の中の水分が異常に多くなり下痢便や軟便になります。
朝から下痢 なぜ?
大きく分けて、①腸運動が亢進(こうしん)するため、腸管内での便の通過速度が速くなり、水分が十分に吸収されないで生じる場合②食物・飲み物に含まれる物質により腸管から水分が十分吸収されない場合 ③大腸の炎症性疾患が原因となっている場合、そして④病原性菌や下痢を誘発する刺激物質により、腸管から水分が大量に分泌される場合などが ...
下痢をほっておくとどうなるのですか?
下痢が続くと脱水や栄養障害が起きたり、肛門の周りに痛みや炎症が起きたりして、心身ともに負担がかかります。 命に関わる状態になる場合もあるため、速やかに対処することが大切です。
下痢はどうして起きるのですか?
どうして症状が起こるの? 排便回数が増え、軟便あるいはかゆ状の便が出てくる「下痢」は、食中毒など感染を起こしたとき(分泌性下痢)、腸の水分吸収が不十分なとき(浸透圧性下痢)、暴飲暴食やストレスなどで腸が動き過ぎるとき(運動亢進性下痢)に起こります。
下痢 腸蠕動 なぜ?
④蠕動(ぜんどう)運動性下痢 腸は食べた物を口側から肛門側に移動させるために蠕動運動を繰り返しています。 その蠕動運動が活発すぎると、食べた物が短時間で腸を通過してしまい、水分吸収が不十分になって下痢を起こします。