主に加齢が原因になっており、老化現象だとも言えます。 脊椎の変形、椎間板の腫れ、黄色靱帯の肥厚などで脊柱管が狭くなり、脊髄や血管が圧迫されて発症します。 高齢者に多く、若い時期に重いものを持つなど腰への負担が大きい仕事をしてきた経験があるとリスクが上昇します。
狭窄症は治りますか?
腰部脊柱管狭窄症の自然経過は? 軽症から中等度の患者さんのうち1/3くらいの方は、自然によくなることが知られています。 したがって、運動麻痺がなく日常生活に支障を感じていない場合は、前述の間欠性跛行があっても、まず手術をしないでしばらく様子を見るというのがよいと思います。
狭窄症の症状は?
こんな症状はありますか?しばらく歩くと下肢(太ももからふくらはぎやすねにかけて)のしびれや痛みが出て歩けなくなり、少し休むと治まってまた歩けるようになるため、歩いたり休んだりすることを繰り返す(間欠跛行)立っていると下肢のしびれや痛みがひどくなる前かがみになったり座ったりするとらくになる後ろに反る体勢がつらい
狭窄症の痛みは?
腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。 しかし、すこし前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。
腰痛狭窄症の原因は?
脊柱管の狭窄は、加齢性の変化で、椎間板の変性や骨の変形、靱帯の緩みなどが原因になります。 また、生まれつき脊柱管が狭いために発症するケースもあるようです。 一般的に、腰椎椎間板ヘルニアは若い世代に多く、腰部脊柱管狭窄症は40歳以上の中高年が発症しやすいとされています。