もっとも特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。 腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。
脊柱管狭窄症の初期症状は?
こんな症状はありますか?しばらく歩くと下肢(太ももからふくらはぎやすねにかけて)のしびれや痛みが出て歩けなくなり、少し休むと治まってまた歩けるようになるため、歩いたり休んだりすることを繰り返す(間欠跛行)立っていると下肢のしびれや痛みがひどくなる前かがみになったり座ったりするとらくになる後ろに反る体勢がつらい
脊柱管狭窄症の自然治癒は?
脊柱管狭窄症は自然に治癒することはありません。 痛みの程度が強くなくても、長時間放置することで症状が進行してしまう可能性があります。 根本的な治療を目指す場合は手術が必要になりますが、保存的療法で一時的に痛みを緩和させる方法もあります。
脊柱管狭窄症の治し方は?
動作や姿勢により強い痛みなどの症状が出るのを抑えるためにサポーターやコルセットを装用し、血行改善や鎮痛薬、筋肉弛緩剤などによる薬物療法が行われることが一般的な治療法です。 症状により温熱療法などの理学療法も行われます。 歩行障害などが強くなった場合には、神経の圧迫を解消するため脊柱管を拡げる手術も検討されます。
狭窄症の原因は?
脊柱管の狭窄は、加齢性の変化で、椎間板の変性や骨の変形、靱帯の緩みなどが原因になります。 また、生まれつき脊柱管が狭いために発症するケースもあるようです。 一般的に、腰椎椎間板ヘルニアは若い世代に多く、腰部脊柱管狭窄症は40歳以上の中高年が発症しやすいとされています。