歩行や走行による床反力が股関節から骨盤へ伝わり、さらに腰椎にかかる体重が骨盤へ伝わるため、両負荷の折衝部である仙骨で疲労骨折が発生します。 24 февр. 2020 г.
骨盤骨折 なぜショック?
骨盤骨折に伴う出血性ショックとは、「骨盤を骨折したことによって大量に出血をして、主要な臓器に必要な血流が維持できなくなり、細胞機能が保てなくなる」という症候群です。 出血性ショックを引き起こして死亡する例は、珍しくありません。 骨盤骨折の死因の50%は出血であると報告されています。
仙骨骨折の治し方は?
仙骨骨折では、プレート固定または脊椎インストルメントを利用した固定法が選択され(図3)、術後は1~2週より松葉杖歩行を開始します。 仙骨骨折においては神経損傷を合併することがあり、下肢の知覚低下・筋力低下、膀胱直腸障害がおきることがあります。
マルゲーニュ骨折の原因は?
マルゲーニュ(Joseph Francois Malgaigne,1806‐1865,仏,外科医)により命名された。 後方構築が破壊されるため回旋方向の不安定性が生じ,完全不安定型(回旋垂直不安定型)に分類される。 高所からの転落で下肢からの外力が骨盤におよぶと発生することが多い。
仙骨骨折の症状は?
症状は? 症状は多彩であり, 腰痛, 臀部痛, 大腿部痛, 股関節部痛, 鼠径部痛などを呈し, 立位や坐位で疼痛が増悪する特徴があります. 骨折部位によっては下肢神経症状や膀胱直腸障害をきたしえます. 症状の類似性からは脊椎骨折や脊柱管狭窄症, 仙腸関節障害などの腰痛性疾患との鑑別を要します。