医師がすすめるスタンダードは「上腕式」です。 一方、「手首式」には、測定時に上着を脱ぐ必要もなく楽に測定ができる、また小型で持ち運びに便利なため、旅行先など外出先で血圧測定が簡単にできるといった利点があります。 どのタイプも、正しい測定姿勢、測定方法をとれば、測定精度に違いはありません。
血圧はどこで測る?
日本高血圧学会は、家庭で正しく血圧を記録するために、「朝」と「夜」の決まった時間に上腕で測定すること、また血圧は1回に2度測定し、その平均値を取ることを推奨しています。
血圧は左右どちらで測る?
血圧測定を左右いずれで行うべきかの決まりはありませんので,どちらの腕で測定しても結構です。 元来,上腕血圧に左右差はほとんどありませんので,まず初めに左右差がないことを確認すれば,どちらで測定しても結構です。 いつも同じ環境,同じ状況で測定し,その変動をチェックすることが重要です1)。
血圧の正しい測り方の姿勢は?
測定する際の姿勢と注意点1背もたれのある椅子に座り、両足を床につける。2カフの高さが心臓の位置にくるよう、腕をテーブルの上に置く。3カフは肘の2㎝上くらいに巻き、できるだけ服の上から巻かない。4会話はせずリラックスする。5座ってから1~2分後に測定する。
血圧計どこが正確?
一般的には上腕に巻くものが最も正確とされ、日本高血圧学会も勧めています。 また、スイッチが操作しやすい、表示された数字が読みやすい、カフ(腕などに巻く布の部分)が巻きやすい、など、実際に操作してみて自分にとって一番使いやすいものを選びましょう。