血圧は1日の間でも変動します。 通常、睡眠中は低く、朝になると起床前からゆっくり上昇し、昼間の活動量が多い時間帯には高くなります。 夕方になって活動量が減ると血圧も低下し、睡眠中はさらに低くなります。 また、運動や食事、感情の変化の影響で変動することもあります。
血圧の測定は1日何回?
血圧は1日の中でも変化するので毎日決まった時間に測定しましょう。 基本は起床後と就寝前の2回。 朝は起きて1時間以内、トイレを済ませ、食事や薬を飲む前に測ります。
血圧の変動が激しいのはなぜ?
血圧変動には、自律神経と動脈硬化が関係しています 暖かい時、リラックスしている時は血圧は低く、寒い時、活動している時やストレスがある時、食事の直後や入浴の直後でも血圧が高くなりやすいです。 肉体労働・運動・歩行・食事などで血圧は上がり、睡眠中や排尿などで血圧は下がります。
血圧 日内変動 なぜ?
自律神経は日中の活動時に活発になる「交感神経」と、夜など安静時に活発になる「副交感神経」という2つの系統があり、24時間休まず働いています。 そして、一方の活動が活発になると一方が弱くなるため、日中は交感神経の活発化に伴い血圧が上昇し、夜は副交感神経の活発化により血圧が下がります。
生理中 血圧 どうなる?
女性では、生理前後に血圧が上昇する傾向にあります。 血圧は、左右どちらの腕でも同じです。 健康な人では、血圧は、左右上肢で同じです。 血圧を測定する毎に血圧は変動しますので、左右の血圧が、上の血圧(収縮期血圧)で20以上差がある場合は、左右で違いがあるとします。