激しい運動をすれば血圧は当然上がりますが、普通に生活していても血圧は変動します。 血圧は常に一定ではないので、たった一度の測定では血圧は決められません。 なぜなら、血圧は食事や運動、ストレス、気温の変化など様々な要因で変動するからです。
なぜ運動すると血圧が上がるのか?
運動をすると、一時的に血圧は上がります。 運動をした後にはむしろ下がることも多いです。 適切な運動を続けていると、筋肉にたくさんの酸素や栄養を運ぶために血管が広がったり、血圧を上げようと働く交感神経の緊張が緩和されたりして血圧が下がっていきます。
血圧が高いのはいつ?
通常、睡眠中は低く、朝になると起床前からゆっくり上昇し、昼間の活動量が多い時間帯には高くなります。 夕方になって活動量が減ると血圧も低下し、睡眠中はさらに低くなります。 また、運動や食事、感情の変化の影響で変動することもあります。
運動 血圧 どれくらい?
⇒ 運動すると、約4週間で収縮期血圧(上の血圧)が約10~20mmHg低下し、拡張期血圧は約5~10mmHg低下します。 しかし、運動を中止すると1ヶ月後には血圧は元に戻るので、継続することが重要。
血圧測定はいつ?
〇いつ血圧は測ればいいの? 高血圧治療ガイドライン2014では①朝(起床後1時間以内・排尿後・お薬を飲む前・朝食前・座位で数分安静にしてから)、②晩(寝る前・座位で数分安静にしてから)の測定が推奨されています。 またそれぞれ2回測定し、その平均値を記録するとあります。