一般的には、右腕で測るほうが左腕よりわずかに高いことが多いといわれています。 これは主に心臓と血管の構造によるものです。 この左右の差にも注目してください。 差が10mmHg以下なら問題ありませんが、20mmHg以上の場合は要注意2)。
血圧の上と下の間は?
脈圧(血圧の上と下の差のこと)が大きいのは良くないサインです。 脈圧が大きいのは、動脈硬化のリスクが高いことを意味します。 脈圧の値ですが、正常血圧の場合、40~50前後の値を示すとされます。 ある研究では、脈圧65以上の場合は心筋梗塞や脳血管疾患**の危険性が高くなるという報告もあります。
血圧上と下どちらが危険?
上の血圧の基準上限値は140 mmHg、下の血圧の基準上限値は90 mmHgです。 「上の血圧が高い」のと「下の血圧が高い」のでは、1.5倍もの圧力差があります。 やはり、上の血圧が高い時のほうが血管に対するダメージは大きいのです。
血圧の上と下ってどういう意味?
「上の血圧」とは「最高血圧」ともいい、心臓が縮み勢いよく血液が流れ出して血圧が最も高くなったときの値のことです。 一方、「下の血圧」は「最低血圧」ともいい、心臓が広がって血流が緩やかになり血圧が最も低くなったときの値です。 専門的な用語では、上の血圧を「収縮期血圧」、下の血圧を「拡張期血圧」といいます。
血圧 下 どれくらい?
家庭血圧の正常値は、最高血圧が135mmHg未満、最低血圧が85mmHg未満です。 一方、診察室血圧の正常値は、最高血圧が140 mmHg未満、最低血圧が90 mmHg未満です。 上記の値は診察室で測定した場合の血圧値です。