日本人の平均的な食塩摂取量は一日12gといわれていますが、軽症の慢性心不全では一日7g程度に制限が必要です。 ナトリウムは、水を体にためる性質があり、食塩を多く摂取すると循環血液量が増加して心臓に負担がかかるからです。 塩分の多い漬け物や汁物は、食べる回数と量を減らしましょう。
心不全 食事指導 なぜ?
心不全の予防のための食事療法として最も重要なことは、塩分制限です。 その理由は、塩分を多くとりすぎると循環血液量が増えて心臓の負担が増し、その結果、むくみ(浮腫)や息切れなどの症状を悪化させる可能性があるからです。
心臓病食 水分制限 なぜ?
塩分の取り過ぎは水分の取り過ぎと同じように、体内の水分を増やします。 そして水分は、心臓に直接負担をかけることになるのです。 だから心臓の機能が落ちた患者さんは水分も塩分も制限する必要があるのです。
心疾患の食事制限は?
心臓病予防のための食事低脂肪糖質控えめ適性カロリーの食生活減塩(1日6g未満)不飽和脂肪酸を多く含む青魚を食べる野菜から食物繊維、ビタミン、ミネラルを補う適量のアルコール摂取(日本酒1合)適量のカフェイン摂取
心不全で水分制限 なぜ?
また、水分の量も制限されています。 なぜですか? 心不全では体内の水分が滞ってからだのむくみとなってあらわれることがあります。 塩分の多い食事をとっていると、血液中の塩分濃度をちょうどよく保つために水分を多く摂取したりからだからの水分の排泄が制限されたりし、その結果、からだがむくんでしまいます。