心肥大の主な原因は高血圧で、高血圧によって全身へ血液を送り出すのに心臓に過度な負担がかかるようになり、負担増により心筋が厚くなり心肥大を引き起こします。 また心臓弁膜症や心筋梗塞があると心肥大が発症する確率が高まり、進行すると心不全となる場合があります。
心拡大 なぜ起こる?
心臓は機能が低下すると心臓の内腔が拡大して、低下した機能を補おうとします。 そのため心臓が大きいということは心疾患が存在する可能性が高いために、心拡大は心疾患を発見する糸口となります。 また心臓の筋肉に肥大があったり、心臓の外側に液体が溜まっていたりすると、胸部レントゲンで心拡大となります。
心臓肥大 治りますか?
心臓肥大がある場合、放っておいて小さくなるということはまずなく、原因となっている疾患を治療することが大切です。 軽度の肥大ならば負担を減らせば元の大きさに戻る可能性がありますが、負担の程度や原因によっては、難しい場合もあります。
心肥大 不整脈 なぜ?
心肥大の最大の問題は,「突然死のリスクが高まる」ということです. 肥大した心臓の筋肉には必ず線維化(本来の筋肉組織の一部が硬い組織に置き換わること)があることが分かっており,この線維化は電気的に異常な回路を形成することがあるため,急に重症不整脈(多くの場合心臓の機能が停止した状態)が起こると突然死に繋がります.
左心肥大の原因は?
さて、左室肥大の原因で最も頻度が多いのは、高血圧で、その他、大動脈弁狭窄症、肥大型心筋症などがあります。 左室肥大が進行すると、心筋の壁が徐々に厚くなり、筋肉が線維に置き換わることにより、収縮力が徐々に低下して、心不全を生じます。 心不全を起こす前に、治療をすることが大切で、原因によって治療方法や薬の選択が変わります。