硝酸薬は生体内で一酸化窒素(NO)を放出して血管平滑筋を弛緩させ、血管、特に静脈を拡張させて心筋の前負荷を減少させます。 これにより心臓の仕事量が減少し、酸素需要が減少します。 また、硝酸薬は太い冠動脈を拡張させるため、狭窄や攣縮を解消し、その下流の心筋組織への血流を回復させます。
心筋梗塞の第一選択薬は?
□β遮断薬は、心拍数や心筋収縮を抑制することにより心筋酸素消費量を減少させて抗狭心症作用を発揮する薬剤で、労作性狭心症の第一選択薬です。 心筋梗塞後の慢性期では、梗塞部位の菲薄化・伸展から非梗塞部位を含めた左室全体の拡張が進行して慢性心不全に至る左室リモデリングの抑制(CAPRICORN Echo Substudy.
心筋梗塞の禁忌薬は?
同様の理由で、短時間作用型のアダラートカプセルも急性心筋梗塞には禁忌です。 心拍数を増やすものには、ほかにも 抗コリン薬や三環系抗うつ薬、気管支拡張薬、甲状腺ホルモン薬、抗血小板薬のプレタールなど注意を要する薬がいろいろとあります。 第二の例として、血管収縮作用のある薬があげられます。
硝酸薬 何に使う?
本剤(硝酸薬)は本剤成分が体内に入った後で代謝され、結果的に一酸化窒素を生成する。 これにより冠動脈などの血管を広げ、心臓の負担を軽くすることで狭心症による胸痛などの症状を改善する。 本剤は狭心症のほか、薬剤によっては心筋梗塞などでも使用する場合がある。
心筋梗塞の内服薬は?
特にACE阻害薬、β遮断薬といった内服薬は心筋梗塞後に“心臓がへばってくる”のを予防したり、不整脈による突然死を減らすことで、その後の心臓死を減らします。 ACE阻害薬は時に咳が出たり、使用しづらい時にはARBに変更されることがあります。 心筋梗塞患者は、“隠れ糖尿病”が多いのが特徴です。