心拡大は、心臓の筋肉の収縮力低下が、内腔の拡大を引き起こし、やがて心不全へと進行していきます。 心拡大の一つに拡張型心筋症と言って、心臓の炎症の後遺症として起こってくることもあります。 心不全の症状には、歩行・運動時の息切れ、動悸、夜間の呼吸困難、足の浮腫などがあります。 1 апр. 2020 г.
心拡大は何科?
健康診断や人間ドックの検査結果で、胸部レントゲンや心電図の所見で“心拡大”、“心肥大の疑い”、“精密検査が必要です。 循環器内科を受診して下さい”などと書かれて、心配されて外来にいらっしゃる患者さんに、よくお会いします。
なぜ心拡大?
心肥大の主な原因は高血圧で、高血圧によって全身へ血液を送り出すのに心臓に過度な負担がかかるようになり、負担増により心筋が厚くなり心肥大を引き起こします。 また心臓弁膜症や心筋梗塞があると心肥大が発症する確率が高まり、進行すると心不全となる場合があります。
心肥大の症状は?
症状 心筋の肥大が長期にわたって続くと、心臓の収縮力が低下し、体を動かしたときの息切れ、全身倦怠感、疲れやすさ、顔や脚のむくみなどの心不全症状が現れます。 肥大型心筋症や大動脈弁狭窄症では、動いたときに狭心症と似た胸の痛みを感じます。
心臓が肥大するとどうなる?
心肥大の最大の問題は,「突然死のリスクが高まる」ということです. 肥大した心臓の筋肉には必ず線維化(本来の筋肉組織の一部が硬い組織に置き換わること)があることが分かっており,この線維化は電気的に異常な回路を形成することがあるため,急に重症不整脈(多くの場合心臓の機能が停止した状態)が起こると突然死に繋がります.