実は味蕾ではなく痛点で感じます。 近年「食べるラー油」や「生姜系」商品の人気が続いています。 こうした辛味成分は、代謝に関わり体を温める作用があると考えられ、省エネが求められるこの冬には益々辛い料理が活躍しそうです。 辛みは、味の分類の一つで刺激的な味を指しますが、実は意外に「味覚」で感じるものではないのです。 20 окт. 2011 г.
辛味はどの感覚?
しかし辛味は味細胞では受容されません。 ではどこで感じるのかというと、温覚や痛覚などの「感覚」です。 熱い、冷たい、痛い… そういった感覚を刺激して「総合的に感じる味」なのです。
辛味は舌のどこで感じる?
辛いもの、苦いものなどは舌の奥のほうで感じます。 噛んでしばらくして「辛い! 苦い!」とびっくりするのはそのためです。 味蕾は、上あごやのどの奥、すなわち咽頭、喉頭蓋にまであります。
辛味 何神経?
また、辛味成分は、口や胃などの消化器の粘膜を刺激するので、中枢神経の働きを高め、だ液や胃液の分泌が増え、食欲がわいてきます。
辛味 なぜ感じる?
痛み(辛さ)を抑えるために、脳内物質「エンドルフィン」や「ドーパミン」が放出されます。 「また食べたい!」という気持ちにさせるのです! つまり、辛い物が好きな人は、これなの脳内物質が放出されやすい人!と言えるのではないでしょうか! まさに私たち日本味覚協会もそのような仮説を立てております。