神経刺激としての辛味の核心は舌・口腔のバニロイド受容体(カプサイシン受容体)で感じる痛覚、または冷刺激受容体で感じる温度覚であり、これに他の条件(トウガラシであれば、発汗および発熱)が統合されたものを辛味と呼んでいる。
辛味はどの感覚?
しかし辛味は味細胞では受容されません。 ではどこで感じるのかというと、温覚や痛覚などの「感覚」です。 熱い、冷たい、痛い… そういった感覚を刺激して「総合的に感じる味」なのです。
辛味 なぜ求める?
激辛料理に人気があるのは、辛い物を食べることが快感につながるのが理由だと言われています。 辛い物を食べると脳内にアドレナリンというホルモンを分泌します。 このアドレナリンが身体のさまざまな機能を活性化させ、気分を高めてくれます。 また別の脳内ホルモンのエンドルフィンという物質も分泌します。
辛味成分 なぜ?
唐辛子を辛くさせる主な成分はカプサイシンです。 カプサイシンは人間の神経にある特別な熱を感じ取る受容体と結びつくため、辛い唐辛子を食べると口が燃えるように感じるのです。 それに辛い食べ物を食べるときは、生の唐辛子を食べたときに感じる痛みを感じたいがために食べるのではありません。
辛味 何神経?
また、辛味成分は、口や胃などの消化器の粘膜を刺激するので、中枢神経の働きを高め、だ液や胃液の分泌が増え、食欲がわいてきます。