ですから「心雑音があります。」 といわれても、すぐに心配しないで専門医 の診察または検査を受けてください。 最近では、心臓超音波検査法(心エコー)の進歩により、多くの場合、10分ほどで簡単に心雑音の診断 がつくばかりではなく、病気の状態や程度までわかるようになりました。
心雑音 何がわかる?
心臓の雑音は心臓の中に穴が開いていたり(心室中隔欠損症・心房中隔欠損症)、心臓の弁の狭窄(僧帽弁狭窄症・大動脈弁狭窄症)や弁の逆流(像帽弁閉鎖不全症・大動脈弁閉鎖不全症)などで見られますが、貧血や甲状腺機能亢進症などでも認められることがあります。
心雑音の特徴は?
心雑音とは、心臓の雑音のことで、心臓の鼓動と調和せず、音律を乱しているものです。 多くの場合、血液が心臓弁や心臓近くの血管を流れる時に発する、特徴的な異常音です。 その異常な音は “雑音”で、弁の開閉時に音をたて、心臓弁の欠陥が原因のことが多いです。
心雑音の表現は?
第Ⅰ度/Ⅵ度:注意深い聴診のみによって聴き取れる雑音。 第Ⅱ度/Ⅵ度:聴診器を当てるとすぐ聴き取れるが弱い雑音。 第Ⅲ度/Ⅵ度:Ⅱ度とⅤ度の中間で強度の弱いもの。 第Ⅳ度/Ⅵ度:Ⅱ度とⅤ度の中間で強度の強いもので、耳に近く聴こえるもの。
心雑音何科に行く?
心雑音を指摘された場合は、循環器専門外来の受診し心臓エコー検査をうけることをお勧めします。