この一連の動きは休むことなく、1日におよそ10万回も繰り返されています。 血液の流れを一方向に維持し、逆流を防止するために右心室と左心室の入り口と出口にはそれぞれ“弁”があります。 右心室の入り口(右心房と右心室の間)の弁が「三尖弁」、右心室の出口(肺動脈の間)の弁が「肺動脈弁」です。
心臓 弁 なんこ?
心臓にはポンプとして静脈側から動脈側へと一定方向に血液を流すための4つの弁があります。 左心房と左心室のあいだの弁は僧帽弁、右心房と右心室のあいだの弁は三尖弁で、心室内の乳頭筋から出た腱がパラシュートの傘をおさえるひものようにつながり、弁の先端がそり返るのを防いでいます。
三尖弁 なぜ3枚?
3枚の各弁尖がポケット状となっており、心室から血液が送り出された後、この3枚のポケットがそれぞれ膨らむことで、大血管から心室への逆流を阻止します。 弁尖が変性したり、腱索や乳頭筋が断裂・損傷したりすると、弁尖が反転し、弁に血液の逆流が生じます(閉鎖不全症)。
三尖弁 何枚?
三尖弁は前側にある前尖、後側にある後尖、および内側にある中隔尖の3枚から構成される。 一方、僧帽弁は前尖、後尖の2個の弁尖より形成される。
僧帽弁はなんせん?
そうぼう‐べん【僧帽弁】 二尖弁 にせんべん 。 左房室弁。 [補説]左心房が収縮するときに開いて左心室へ血液を送り込み、左心室が収縮するときに閉じて左心房への血液の逆流を防ぐ。