弁を根本的に直すには、手術(外科的治療もしくはカテーテル治療)が必要となります。 外科的治療は、胸を開いて、一時的に心臓と肺の機能を代行する人工心肺装置を用い、心臓を切開して弁の機能を回復させる開心術という方法がとられます。 胸を開く方法には、胸の中央にある胸骨を切る方法と右胸の肋骨の間を切る方法があります。
心臓弁膜症 手術 何時間?
手術手技によって手術時間は前後しますが、心臓弁膜症手術や冠動脈バイパス手術は約 5-6 時間程度、大動脈手術は 6-8 時間程度かかります。
心臓弁膜症の手術適応は?
基本的には、内科的治療によっても心不全等の症状が安定しない場合や、また、症状が軽い場合でも左室の収縮力が低下傾向にある場合、弁の狭窄度や逆流が高度でありそのままでは危険性があると判断された場合等が手術の適応となります。
心臓弁膜症の手術名は?
心臓弁膜症に対する手術と人工弁 心臓弁膜症手術では、弁形成術(自分の弁を温存して、いわゆる“修理”する手術)または弁置換術(自分の弁を切除し、人工弁に”交換”する手術)のどちらかが行われます。 弁置換術には、「機械弁」「生体弁」のどちらかが使用され、以下にその特徴を記します。
心臓弁膜症の治療方法は?
心臓弁膜症の治療方法について 薬で症状を緩和し経過観察を行う保存的治療がなされますが、重症以上まで進行した場合、弁膜症チームによって開胸手術で心臓の弁の修復や交換を行う外科的治療、または開胸することもなく、また心臓を止めることなく、カテーテルを用いて弁を植え込むカテーテル治療が選択されます。