血液を送り出すポンプ・心臓の仕組みをさまざまな特殊撮影で紹介します。
心臓の動きをなんというか?
心臓が、ポンプのように収縮と拡張をくり返すことを拍動と呼びます。 安静にしていると、成人の心臓は1分間に50〜100回、一日あたり10万回 拍動します。 心臓は、拍動することで肺から送られてきた血液を全身へ循環させ、からだに必要な酸素や栄養素を運んだあと、二酸化炭素や老廃物を回収しています。
心臓どのような働き?
心臓はきれいな血液を全身へ送り、よごれた血液を回収して肺に送ります。 心臓の中は右心房(うしんぼう)、右心室(うしんしつ)、左心房(さしんぼう)、左心室(さしんしつ)の4つの部屋に分けられています。 心房は血液を受け取り、心室は血液を送り出す役割をしています。
心臓が縮んだり緩んだりする動きをなんという?
この動きを「拍動(はくどう)」といいます。 心臓の拍動にはどのような意味があるのでしょうか。 人の心臓の拍動を聴診器(ちょうしんき)で聞いてみると、一定のリズムで拍動しているのがわかります。
心臓の拍動がどのようにして調節されているのか?
拍動は、心筋の「刺激伝導系」と呼ばれる電気信号による運動指令で起こります。 まず、右心房と上大静脈の境界にある洞房結節という部分から電気信号が発せられ、その刺激が右心房と右心室の境界にある房室結節に届き、心臓全体に信号が伝わります。 収縮はこのようにして起こりますが、一方、心臓は自らを拡張することはできません。