胸水の治療 胸水による症状が強い場合には針やチューブを胸に差し込んで胸水を排出します。 長期間・大量にたまった胸水を一度に抜くと肺がむくんで具合が悪くなることもあるので、その場合はゆっくり時間をかけて排出します。 5 авг. 2019 г.
胸水の危険性は?
胸水の量が増えると肺を圧迫してしまい息苦しさの原因となります。 さらに大量になると心臓を圧迫してしまい,心不全の原因になりかねません。 胸水は胸部X線やCTで確認します。 胸水に対する治療はたまっている量と症状の有無で決まります。
正常の状態では、胸水はどれくらい貯留している?
胸水は、臓側胸膜と壁側胸膜の間に溜まります。 臓側胸膜と壁側胸膜の間の空間は、胸膜腔と呼ばれており、胸水の貯留が生じるのはこの場所です。 なお、正常なヒトでも、胸膜腔には少量の胸水(約10mL~20mL)が存在します。
胸水貯留するとどうなる?
どのような症状がでますか 胸の違和感や咳、そして、量が増えると息苦しさを感じるようになります。 壁側胸膜には知覚神経が存在するため、痛みを感じる事があります。 少量の場合や貯留速度が遅い場合は、無症状のこともあります。 心不全などでは、足のむくみがみられることがあります。
胸水穿刺のリスクは?
胸腔穿刺部の出血と,胸水を抜く際に肺を損傷し気胸が生じる可能性があります. 感染を起こす事もありますが,一般的にはリスクは低いです. あまり確実なデータはありませんが,急激に大量(1回に1500ml程度)の胸水を抜いた場合に,一気に膨らんだ肺の中に体液が染み出してくる肺水腫と呼ばれる状態になることがあります.