呼吸器系疾患の検査のなかで、最も頻繁に実施される侵襲的検査が胸腔穿刺です。 悪性腫瘍、肺炎、結核、心不全などさまざまな病態で胸水が貯留し、その原疾患の診断のために胸水を採取するのが胸腔穿刺です。 比較的安全に実施でき、ベッドサイドで、研修医などでも実施することが多い検査です。 18 авг. 2016 г.
胸水穿刺の注意点は?
胸腔穿刺において注意すべきこと 発症予防のためには、十分な局所麻酔が重要である。 処置前に抗コリン剤(硫酸アトロピン)の投与を行うこともある。 処置中・処置後のバイタルサインや全身状態の観察に留意が必要。 肋骨の下縁に並ぶ血管と神経の損傷を避けるため穿刺針は肋骨上縁に対して直角に進入させる。
胸水穿刺の観察項目は?
胸腔穿刺・胸腔ドレナージの管理(観察項目・注意点) 血圧、心拍数、体温、SpO(酸素飽和度)に異常はないか、呼吸回数、呼吸音、呼吸の深さ、左右差の有無、胸郭の動き、呼吸困難感の有無などから、呼吸状態が安定しているか確認します。 排液量、性状、色を確認します。
胸腔穿刺の体勢は?
1)バイタルサインのチェックや一般状態の確認を行い、適切な体位をとります。 腹腔穿刺では基本的に仰臥位(図1)をとりますが、場合によっては座位(図2)または側臥位にすることもあります。 胸腔穿刺ではファーラー位(図3)のほか、オーバーテーブルに枕を置き、枕を抱きかかえるようにする方法(図4)もあります。
胸腔ドレーン エアリーク なぜ?
挿入された胸腔ドレーンは、水封ボトル(チェストドレーンバックなど)に接続する。 この際、水封ボトルと胸腔とは閉鎖空間となり、回路の途中に水面が張られる。 肺に開いた穴から胸腔内に空気が漏れ続けていると、その空気はドレーンチューブを通り水封ボトルに到達する。 この際、空気は水封ボトルの底から水面へ浮き出てくる。