胸椎圧迫骨折は脊椎圧迫骨折の一種で、外部からの圧力によって、脊椎の椎体と呼ばれる部分が圧迫されることによって起こります。 原因は交通事故や転落事故、スポーツ事故などで起きた激しい衝撃はもちろんのこと、転倒や尻もち、咳やくしゃみといった軽い衝撃でも、胸椎圧迫骨折になってしまうケースがあります。
圧迫骨折の原因は?
圧迫骨折の主な原因は骨粗しょう症です。 圧迫骨折を起こす人は、もともと骨粗しょう症があることが多く、骨の強度が低下し骨がもろくなっています。 そのため転んで尻餅をつくなど、背骨に衝撃が加わると圧迫骨折が起き、背骨がつぶれてしまうのです。
胸椎圧迫骨折 コルセット なぜ?
圧迫骨折後のコルセットの着用 コルセットは、骨折部の安静を保つための治療用装具になります。 コルセットを装着していないと、座ったり、立ったりした時に、重力がかかり、脊椎が潰れてしまう方向にストレスがかかります。 つまり、骨折の圧壊を進めてしまいます。 それを防ぐためのコルセットです。
腰椎圧迫骨折の原因は?
腰椎圧迫骨折は、骨粗鬆症、スポーツ外傷や転落事故、がんの転移部などにより起こることがあります。 腰椎圧迫骨折の原因として高齢者の骨密度の低下による骨粗鬆症が最も多くみられます。 骨の加齢減少ともいえる骨粗鬆症はホルモンバランスが崩れる閉経後の女性に多く、食事・運動・喫煙歴などの生活習慣にも関わりがあります。
胸椎圧迫骨折の治療期間は?
コルセットなどで外固定し、前屈(お辞儀する動作)を禁じ、比較的安静にします安静にすることで、3~4週ほどでほとんどが治ります。