玄米は、籾殻(もみがら)のみを取り除いた状態のことです。 玄米の構造としては、糠層、果皮、種皮、澱粉層、胚乳、胚芽からできています。 一般に食べられている白米は、糠層、果皮、種皮、澱粉層、胚芽を精米して取り除いた状態でほとんど胚乳だけの状態です。
玄米 何科?
稲はイネ科の栽培一年草で、その種子が米です。 まず、くきや葉の「わら」の部分が除かれます。 そして、次のもみすり過程で「玄米」と「もみがら」に仕分けされます。 この玄米が、精米されて「精米」と「ぬか」に分かれるのです。
なぜ玄米を食べないのか?
「白米」が貴族の食べ物であるなら、庶民は玄米を食べていたのかなと想像しますが、稲作が伝来していた当初を除けば、米は精米して食べるのが一般的でした。 玄米は食べていませんでした。 最大の理由は玄米の炊飯には時間と燃料がかかり過ぎました。
玄米を食べると どうなる?
玄米に含まれる食物繊維は、不溶性食物繊維です。 不溶性食物繊維は、胃や腸の中で水分を吸収して蠕動運動を促し、便秘の解消に役立ちます。 便秘が解消されればポッコリお腹も治りますし、栄養素の吸収が良くなることで代謝がアップし、ダイエットに繋がります。
玄米はなぜ体によいか?
玄米には白米に比べてマグネシウムは約4.8倍、糖質の代謝を促すビタミンB1も5.1倍も豊富に含まれています。 つまり、白米から玄米に置き換えるだけで、サプリメントなどに頼らなくても効率よく栄養補給ができるのです。