骨折は背骨の椎体の後ろの部分から治ってきます。 早い人でも受傷後2週から、多くの人では3~4週から骨が形成されてきます。 すると大概の人は楽になったといわれますが、背骨の前の部分が治るまで変形は進行しますので治療を継続することが大切です。
圧迫骨折は治るのですか?
早期発見できればコルセットや薬物治療で治ることが多いですが、なかなか治りにくく、手術しなければならない場合もあります。 手術は小さな傷で、骨折部分にセメントを注入する治療から、大きく切開して金具で固定する治療までさまざまです。 手術法は患者さんの身体や骨折の状態によって決められます。
圧迫骨折の痛みはどれくらい続く?
脊椎椎体圧迫骨折は、尻もちをつくなど、腰骨に大きな力が一度に加わった時に起こりますが、脊椎椎体の骨は血液が多く、スポンジのように入り組んでいますので、比較的早く骨はくっつきます。 骨がつながる2~3週間後には痛みは軽くなっていきます。
圧迫骨折のコルセットはいつまで?
コルセットの着用期間は、痛みや骨折からの経過を見て、装着しなくても良い時期(おおむね受傷後約2ヶ月程度)になれば、外して生活することになります。
圧迫骨折 何ヶ月?
圧迫骨折の保存的治療 2~3か月続ければ、約80%の患者さんで圧迫骨折を起こした部分が結合し、痛みも軽くなります。 痛みが軽くなれば、徐々にリハビリテーションを開始します。 また、圧迫骨折を再び起こさないように、骨粗しょう症の治療を継続して骨を強くすることも重要です。