身体の衰弱や加齢に伴う以下の症状による嚥下障害 舌での押しつぶし、咀嚼力の低下や食物を飲み込みやすい形にまとめる機能の低下(食塊形成不全)、歯が弱る、残存歯数、義歯の不具合などにより起こります。 合併疾患、特に多く薬剤を服用していると副作用で嚥下が障害されることがあります。
物が飲み込みにくいのはなぜ?
食道から胃に送り出す筋肉の働きが衰えていることや通り道のどこかが狭くなっているなどの原因が考えられます。 特に咽頭がん、喉頭がんなどはこの通り道が狭くなるため綿密な検査が必要です。 過労などのストレスによる心理的な要因から飲み込みづらくなるケースもあります。
嚥下困難 どうなる?
嚥下機能が低下すると食事が満足ができず、 栄養不足になって体重が減少したり、場合によっては肺炎にかかったり窒息する危険性 があります。 命に関わることもあるため、嚥下障害の可能性がある場合は急ぎ改善する必要があると言えるでしょう。
加齢 嚥下障害 なぜ?
高齢になると、う蝕や歯周病の進行により歯を失ったり、舌の運動機能、咀嚼(そしゃく)能力、唾液の分泌、味覚なども低下したりします。 加えて口腔の感覚も鈍化するため、咽頭へ食べものを送り込む能力が低下するなど、口腔の問題が摂食嚥下機能を障害するようになります。
脳梗塞でなぜ嚥下障害?
嚥下は、口腔、咽頭、食道を食物が通過する、過 程で舌や軟口蓋などの様々な筋肉が連動して動くこ とによって行われています。 ①脳梗塞の後遺症である嚥下障害がおこる原因 は、これらの筋肉をコントロールする神経が傷害を 受け、食物を喉から食道へスムーズに送ることがで きなくなり、嚥下障害が生じます。