嚥下は「ツバメ」に由来します これは,天敵を避け,人家の軒 先に巣作りする習性のある燕の子育て−ヒナが大 きく口を開けてえさを貰い,ゴックンと飲み下す 様子−を見て古代の中国で作られた字だそうで す。 英語で燕を表すswallowには,飲み込むという 意味もありますが,これも燕の子育ての観察に由 来するそうです。
嚥下 何秒?
嚥下は、咀嚼期に唾液と混合され飲み込みやすい状態になった食塊(bolus)を、口腔から咽頭に送り込む過程、喉頭蓋を越えて食道入口部に達するまでの過程さらに食道から胃に達するまでの過程の一連の連続的な運動過程であり、通常7から10秒かかるといわれている。
Swallow ツバメ なぜ?
「嚥」という難しい漢字が使われていますが、ツバメの子が口を大きく開けて親鳥からエサをもらい、飲みこむ様子※から作られました。 口へんに燕(つばめ)と書いて「飲み込む」という意味の動詞になったのです。 ※ツバメは人間に近い所で巣を作るため、給餌の様子がよく観察できました。 また、嚥下は英語でswallowと言います。
嚥下音 なぜ?
音・繰り返しの嚥下音(複数回嚥下)は,舌による 送り込みの障害・咽頭収縮の減弱・喉頭挙上障害・ 食道入口部の弛緩不全などの所見となる。 長い嚥下 音は咽頭収縮減弱(嚥下圧不足)などに起因する食 塊の咽頭通過時間延長を反映していることが考えら れる。
嚥下障害 よだれ?
神経の伝達経路に異常が生じて、神経と筋肉の連携がうまくいかないため、体のさまざまな部位がうまく働かなくなります。 その症状として、飲み込みにくくなる嚥下(えんげ)障害や、唾液の量が増える流涎(りゅうぜん)が起こることがあります。