嚥下 えんげ とは、食べ物を口の中で噛み、飲み込みやすい大きさに変えて口から喉、食道、胃へ飲み送り込むことです。
嚥下 筋肉 どこ?
その時使われる筋肉は、舌筋は顎舌骨筋、舌骨舌筋、顎舌骨筋などです。 顎をしっかりと固定し、口腔内を陰圧にする顎二腹筋、顎舌骨筋が働いています。 口蓋では口蓋帆張筋、口蓋帆挙筋が働くと同時に上咽頭収縮筋が働き、咽頭部に空間を作り食塊を咽頭へ送り込みます。
嚥下どこから?
日本大百科全書(ニッポニカ)「嚥下」の解説 第1期は口腔から咽頭に入るまでの時期で、おもに舌の動きによっておこる随意運動である。 第2期は咽頭から食道に入るまでをいう。 まず軟口蓋(なんこうがい)が上がり、鼻腔との通路がふさがれ、舌根が後下方に動き、舌骨および喉頭(こうとう)が挙上する。
嚥下中枢はどこにある?
嚥下中枢は延髄にあり、さらに錐体路と錐体外路の影響を受ける。 中枢性の嚥下障害は脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、パーキンソン病、痴呆(アルツハイマー型痴呆)、筋萎縮性側索硬化症など脳神経器官の障害が原因になる。
嚥下障害 なぜ起こる?
舌での押しつぶし、咀嚼力の低下や食物を飲み込みやすい形にまとめる機能の低下(食塊形成不全)、歯が弱る、残存歯数、義歯の不具合などにより起こります。 合併疾患、特に多く薬剤を服用していると副作用で嚥下が障害されることがあります。