「嚥下障害(えんげしょうがい)」とは一体どのようなもので、なぜ起こるのでしょうか? ここでは、病気や加齢に伴って起こる「嚥下障害」について、図などを交えて簡単に説明します。
嚥下 なんと読む?
一般的には、「えんか」と読まれる場合が多いのですが、「嚥下(えんげ)性肺炎」や「嚥下(えんげ)障害」など主に医学関係では「えんげ」と読まれるようです。
嚥下障害 何故?
脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)による麻痺や、神経・筋疾患、また加齢による筋力の低下などが主な原因です。
嚥下障害は何科を受診?
まずは、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、神経内科、消化器科、歯科、歯科口腔外科、などを受診することをおすすめします。 最近、嚥下障害への関心が高まっています。 言語聴覚士は法律で定められている嚥下障害の専門職ですし、嚥下障害の認定看護師制度もできて、嚥下障害の専門家も増えてきていますが、まだ数は多くありません。
嚥下の中枢はどこか?
嚥下中枢は延髄にあり、さらに錐体路と錐体外路の影響を受ける。 中枢性の嚥下障害は脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、パーキンソン病、痴呆(アルツハイマー型痴呆)、筋萎縮性側索硬化症など脳神経器官の障害が原因になる。