「生きていて、心と連動し、現実を形づくるもの」と定義しています。 人の心は言葉でできているという考え方です。 より踏み込んだ表現をするならば、行動をおこすことが現実世界の言葉と言えます。
ことばとはどういうものか?
言葉・詞・辞などの漢字をあてる。 コト(言)とハ(端)との複合語とみられる。 上代には「事」と「言」、すなわち「事柄」とそれを人間の意志によって対者に伝達しようとする働きである「言語」との区別が、かならずしもはっきり区別されなかったが、コトバなる語が生じて以後、この語はもっぱら「言語」の意を表すようになった。
言葉の役割は?
ことばには4つの大きな働きがあります。 伝える機能、自分の行動を調整する機能、人との関係を保つ機能、鑑賞する機能です。 言葉を話したり理解したりすることはかなり高等な技能で、すぐさま効果が出るというものでもありません。
どうやって言葉が生まれたのか?
言語の起源について、岡ノ谷一夫教授(総合文化研究科)は歌が鍵を握るのではないかと考える。 すなわち、歌から単語を切り出す能力に、階層的な組み合わせを作る能力が合わさった時、言語の原型が生まれたというわけだ。
言葉の二つの特性は?
日本語や英語をはじめとするそれぞれの言語は、共通の基盤である「言葉の普遍性」と、 それぞれ固有の特徴(仕組み)である「個別性」を持っている。