そのときの脳の活動を、磁気共鳴断層画像装置(fMRI)を使って調べました。 その結果、中脳や線条体といった報酬系と呼ばれる脳部位が強く反応することを世界で明らかにしました。 すなわち、報酬系の活性化が掻破による快感を引き起こす原因と考えられます。 9 янв. 2014 г.
なぜかゆみはひろがるのか?
「かゆいから掻く」といった刺激は、皮膚が敏感な方の知覚神経を刺激し、神経ペプチドを放出させ、さらにかゆみ物質のヒスタミンの分泌を促してしまいます。 そのため、どんどんかゆみが広がっていくという現象がみられると考えられています。
痒いのを我慢するとどうなる?
かゆみを我慢できずに過剰にかいてしまうと、「かき壊し」という酷い炎症状態にしてしまうことがあります。
なぜかくときもちいのか?
fMRI(機能的磁気共鳴画像法)とは、磁気共鳴画像 (MRI)を用いて生体の脳や脊髄を一定時間連続的に撮像し、脳活動と相関するMRI信号の変動を非侵襲的に計測する技術のことです。 その結果、掻破による快感を感じている時は、脳内の「線条体」「島皮質」「運動関連領野」などで活動が亢進していることが分かりました。
なぜ痒くなるのか?
肌のかゆみは、何らかの刺激を受けることで、ヒスタミンなど「かゆみ物質」が細胞から放出されて、知覚神経の末端に伝わることで起こると考えられています。 「かゆみ物質」が放出される原因には、食べ物、衣類のこすれ、室温や湿度などさまざまなものがありますが、そのひとつが、肌をかくことによる刺激です。