毎朝牛乳を飲むという人は多いと思いますが、薬を服用するときには注意が必要な場合があります。 牛乳にはカルシウムが含まれており、薬の成分と結びついて吸収が弱まることがあります。 テトラサイクリン系の抗生物質やニューキノロン系の抗菌剤がこれにあたります。 また、牛乳は腸で溶けるようにつくられた薬の吸収に影響します。
薬と牛乳の間隔は?
お薬が胃袋から十二指腸にでていくまで、2時間程度時間をあけた後に牛乳を飲むようにしてください。
薬 牛乳 なぜ?
一部の抗生物質は、牛乳と一緒に飲んでしまうと、牛乳の成分に含まれるカルシウムと薬の成分が結合し、体に吸収されにくいキレートとよばれる構造を作ってしまいます。 キレートが作られると、薬の吸収が低下し、効果が弱まります。 せっかく指示どおりに飲んだ抗生物質も十分に作用せず、意味がなくなってしまうかもしれません。
薬何と飲んじゃいけない?
牛乳や乳製品は、胃のpHを上げる働きが強い食品です。 薬によっては効き目が低下し、効果の発現に時間がかかることがあります。 薬によっては吸収が低下することがあります。 病院で処方されるコレステロールや血圧の薬は、グレープフルーツジュースと一緒に飲むと、効果が強く出たり、副作用が現れやすくなります。
ほうじ茶で薬を飲んでもいいですか?
薬は水か白湯で服用するのが原則ですが、特に指示がない場合は、カフェイン含有量 の少ないお茶(番茶、ほうじ茶、ウーロン茶など)で薬を飲んでも構いません。