脊椎麻酔(腰椎麻酔)(下図参照) 腰部から針を刺し、背骨の中の脳脊髄液の中へ麻酔薬を注射して、みぞおちあたりからお尻・足までしびれさせる方法です。
腰椎麻酔の穿刺部位は?
〈腰椎穿刺の部位〉 左右腸骨稜上縁を結ぶ線(ヤコビー線)が交差する 脊柱の第4腰椎を目安に,第3∼4または第4∼5 の腰椎間腔から穿刺を行います。
脊髄くも膜下麻酔 どこに打つ?
脊髄とクモ膜の間にはクモ膜下腔と呼ばれる脊髄液が入っている場所があります。 脊髄くも膜下麻酔 は,背骨と背骨の間から細い注射針でクモ膜下腔に局所麻酔薬を注入し,脊髄からでる神経を一時的にしびれさせる方法です。
硬膜外麻酔の刺す場所は?
硬膜外麻酔は、脊椎(背骨)の中にある脊髄のすぐ近くの硬膜外腔という場所に、 麻酔薬をいれて、手術部位の痛みを無くす、あるいは軽くする麻酔法です。 手術をする所に合わせて、背中のどこから麻酔薬をいれるかを決め、カテーテルという細い管をいれます。 このカテーテルから麻酔薬をいれて麻酔を行います。
腰椎麻酔 痛いですか?
☆ 脊椎麻酔、硬膜外麻酔を行う時は手術台の上で横向きになり、背中を丸めた体位をとります。 最初に痛み止めの注射をしますので、処置中の痛みはほとんどありません。 脊椎麻酔、硬膜外麻酔ともに手術中は意識がありますが、ある程度眠ることも可能ですので、希望があれば麻酔科医まで申し出てください。