「やせ」が進むと脂肪量が減少するので、骨が突出し褥瘡(じょくそう;床ずれ)などの原因となります。 また皮膚が弾力を失い、硬く乾燥し、冷たくなります。 髪もパサつき、抜けやすくなります。
圧迫 褥瘡 なぜ?
ベッドのマットや布団、車いすなどにより外から圧迫を受けると、体の中では皮膚や皮下脂肪、筋肉などを押しつぶそうとする力、左右に引っ張ろうとする力などがかかります。 これらが複雑にからみあって血流が悪くなり、皮膚や皮下組織、筋肉などに酸素や栄養が行きわたらなくなります。
褥瘡は、なぜ起こるのか?
床ずれができる原因 床ずれは骨の突き出した部分などに、長時間の圧迫やずれ、摩擦などの外力が皮膚に加わってできます。 体を拭く時や上体を起こすときなどに起きる「ずれ」も床ずれの原因になります。 「ずれ」とは、皮膚の表面と皮下組織が互い違いにずれること。
褥瘡の3つの原因は?
・ 褥瘡の発生には,外力(皮膚の圧迫)や皮膚と軟部組織のずれによって生じる①阻血性障害,②再灌流障害,③リンパ系機能障害,④細胞・組織の機械的変形が複合的に関与する.
長期臥床 褥瘡 なぜ?
自分で体位変換ができず長期間寝たきりで、栄養状態が悪い、皮膚が弱くなっている(高齢者、排泄物や汗により皮膚のふやけがある、むくみが強い、抗がん剤やステロイドなど薬の副作用で免疫力が低くなっている)人が、圧迫だけでなく摩擦やずれなどの刺激が繰り返されている場合は褥瘡になりやすいといえます。