1歳児の約0.8%にみられます。 また、精巣の下降はほぼ正常ですが、陰嚢への固定が弱く、上方に挙がりやすくなっている状態を移動精巣といいます。 出生時に停留精巣の状態であっても、生後6ヶ月頃までは自然に下降する可能性があります。 しかし1歳を超えると、その可能性は極めて低くなります。
移動精巣 手術 いつ?
治療の基本は手術的に精巣を本来の陰嚢内に固定することです。 手術時期は自然下降の時期や妊孕性の面から1歳前後から2歳頃までに行うことが薦められています。
移動性睾丸 何科?
移動性睾丸とは 移動性睾丸は、睾丸が鼡径管内を移動してしまい、陰嚢が小さくなるという症状です。 移動性から停留睾丸になる場合もあります。 泌尿器科での診察を受けることが求められ、場合によっては手術が必要となることもあります。
いどうせい精巣?
移動性精巣(遊走精巣)とは、陰嚢の中に下りてきた精巣が陰嚢と鼠径管の間で容易に行ったり来たりする状態です。 精巣が接触、温度、恐怖、または笑いに対する反射として上に移動します。 このような反応はよくみられ、乳児や小児では特に多くみられます。
移動性精巣 どうなる?
一方で、移動性精巣は精巣が下降しているため、悪性化の報告はきわめて少なく、悪性化のリスクは正常精巣と変わりません。 しかし、移動性精巣は精巣が固定されていないため、精巣捻転のリスクが高まっています。 精巣捻転を6-8時間以上放置してしまうと精巣が壊死(腐る)してしまうと言われております。