目やその周りのけがや病気によって眼球が損なわれた際、外観改善のために入れるものが義眼です。 義眼は、瞳などを本物とそっくりに描いた大きなコンタクトレンズのようなものです。 眼科医の診察を経て、義眼師という専門家がオーダーメイドで義眼を作成します。
義眼の特徴は?
個人差があり一概には申し上げられませんが、義眼は左右に動きやすく、上下に動きにくいという特徴があります。 眼球にかぶせてお使いの場合は、眼球の動きに連動して義眼が動くため、眼球を摘出された場合よりもよく動く傾向があります。 眼球を摘出された方の場合は、義眼がほとんど動かない場合もあります。
義眼の付け方は?
義眼の装着 ①手をきれいに洗い、装着方向を確かめます。 ②上まぶたを引き上げ、義眼をまぶたの裏側の空間に滑り込ませ、下まぶたを下げます。 ③そのままの状態で義眼がまぶたの内側に入っていることを確認してから手を離します。
義眼の素材は?
義眼とは、眼球の形態をした人工物のことです。 素材はPMMA(ポリメチルメタクリレート)と呼ばれるプラスチックでできており、コンタクト・ 眼内レンズにも使用されています。 PMMAには毒性がなく、身体に害を及ぼすことはありません。
隻眼の原因は?
隻眼(せきがん)もしくは独眼(どくがん)は、片側の目そのものや視力を失った身体障害の状態をいう。 病気(腫瘍など)の内因の他、事故や戦闘中の負傷など外因、奇形による先天的な要因の場合もある。 外因により視力を失った際、多くは反対側の眼にも失明を及ぼすため、片目を喪失した者のうちで隻眼となるのは多数ではない。