陰嚢水腫とは精巣の周囲に液体がたまって陰嚢(いわゆるたまのふくろ)がふくらんだ状態を言います。生まれたばかりの男の赤ちゃんでは比較的高頻度に認めます。
陰嚢水腫 どうなる?
大きな陰嚢水腫では、水が増えるにつれて精巣が圧迫されることになり、痛み生じることもあります。 その場合は、不機嫌になるなどのサインがみられます。 また、感染症に伴う陰嚢水腫の場合においては、炎症による痛みを訴えるようになります。 産まれつきの陰嚢水腫については、1歳までに自然治癒することが期待できます。
陰嚢水腫 いつまで?
陰嚢水腫は何歳でもみかけますが、生まれたての赤ちゃんや乳児期には特に多く、乳児健診で指摘されることがよくあります。 水腫は放置しても体に害はありません。 1歳までは95%が自然に治りますので何もせずにみています。
陰嚢水腫 手術 何歳?
陰嚢水腫自体が精巣の成長を障害することはありません。 しかし3歳頃になっても消失しない場合や大きくなったり小さくなったりを繰り返している場合は手術をおすすめします。
陰嚢水腫ってどんな病気?
陰嚢水腫とは精巣(睾丸)を包む膜の中に液体が溜まり、陰嚢が膨らんだ状態になる病気です。 陰嚢水腫は乳幼児から成人まで幅広くおこり、症状が鼠径ヘルニアに似ているのが特長です。 乳幼児の陰嚢水腫は、鼠径ヘルニアが原因であることが多く、交通(腹腔内と繋がっている)し、内部に水が貯留している状態です。