硬膜外麻酔は、脊椎(背骨)の中にある脊髄のすぐ近くの硬膜外腔という場所に、 麻酔薬をいれて、手術部位の痛みを無くす、あるいは軽くする麻酔法です。 手術をする所に合わせて、背中のどこから麻酔薬をいれるかを決め、カテーテルという細い管をいれます。
硬膜外麻酔の姿勢は?
硬膜外麻酔の大きな特徴として、背中の皮膚の下にカテーテルを挿入する場合が多いことがあげられます。背中を丸くする姿勢をとります。 ... 背中のやや広い範囲を消毒薬でしっかりと消毒します。
硬膜外麻酔の流れは?
硬膜外麻酔の流れ手術をする所に合わせて、背中のどこから麻酔薬をいれるかを決め、カテーテルという細い管を入れます。 ... 背中に痛み止めを注射して、針を刺します。 ... 麻酔の効きを確かめてから、手術が始まります。 ... 手術後もこのカテーテルに局所麻酔薬などの痛み止めを入れて、数日間にわたって痛みを抑えることができます。
エピ どこに入ってる?
脊髄のすぐ近くにある「硬膜」の外側に管を入れて、そこから麻酔薬を流し、手術などの痛みをとる麻酔のことを「硬膜外麻酔」と言います。 英語:epidural anesthesiaから俗に「エピ」と呼ばれます。
硬膜外麻酔の対象は?
硬膜外鎮痛法はどの様な手術後の患者さんが対象ですか? 理論的には、脊髄神経が支配している頚部から足までの範囲の鎮痛が可能です。 しかし実際は、安静時の痛みが強く、体動時には更に痛みが増強する「開胸手術」、「開腹手術」、「股関節や膝関節手術」後の患者さんに用いることが多いです。