3歳を過ぎてもよだれが多いと感じるのは、お口を閉じることや唾液の飲み込みがうまくできていないからかもしれません。 成長とともに遊びやものごとに集中すると口が開きっぱなしになってしまい、常に口呼吸の状態でよだれが目立つという、口腔の機能的発達とは別の原因も考えられます。
よだれ いつまで出るの?
赤ちゃんのよだれが出始めるのは生後2、3か月頃からが一般的で、生後8か月から9か月頃には口の周りの筋肉がついてきて唾液を飲み込むことも上手にできるようになるといわれています。 一般的には、おおよそ1歳頃になるとよだれが落ち着いてくるようです。
幼児 よだれ 多い 病気?
いずれにせよ、子どものよだれというのはほとんどが生理的なもので、心配の必要はありません。 しかし、ある突然、よだれの量が増えたというような場合は口内炎や扁桃腺炎で飲み込むのが辛くなった時や虫歯も原因になるようです。 また、鼻が詰まって口呼吸になったときも考えられます。
5歳児 よだれが多い?
お子さまの症状から「よだれ」について考えられることは、唾液量の問題よりも、口が開いていることでよだれが生じる可能性が考えられます。 5歳で巨大扁桃腺とアデノイド肥大と診断されているので、このような場合には、口呼吸(鼻ではなく口で呼吸)の習慣が身についていたのではないでしょうか。
よだれが多い 病気?
唾液があふれ出る―流涎症~病気や義歯、加齢が影響(鶴見大学歯学部付属病院口腔機能診療科 中川洋一学内教授)~ 口の中にたまった唾液が飲み込む量を超えて口からあふれ出る症状が病的に続く状態を流涎(りゅうぜん)症という。